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奥那須温泉(栃木県)

2008-12-22

今回は栃木県にある奥那須温泉をレポートします。
奥那須温泉は、那須温泉郷の最奥地で、奥那須有料道路(360円)を上った標高1,300メートルにある温泉地です。ここに日本の秘湯を守る会の会員になっている「大丸温泉旅館(おおまるおんせんりょかん)」があるのですが、。さすがに創業200年を超えるという老舗旅館だけあって、森の中にひっそり佇むその姿には気品が感じられます。

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今日は、ここの露天風呂がすばらしいという噂を聞きつけ、日帰り入浴(1,000円)にやって来ました。
日帰り入浴ができるのは11:30~15:00の間です。
早く着き過ぎたので玄関付近で待っていると、女将さんらしき人が「寒いですから中でお待ち下さい」とロビーへ案内してくれました。このロビーが和風の落ち着いた雰囲気で実にいい。ここを見ただけで、一度泊まってみたいと思う人も多いのではないでしょうか。ショーウィンドウには、ここを度々訪れたという「乃木将軍」の記念品が多数展示してあり、宿の歴史が感じられます。

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風呂に向かう廊下には飲泉所が設置されていて、壁には飲用上の注意事項や温泉分析表などが貼ってあります。確認すると、温泉は自然湧き出しで、泉温はなんと78.6度、泉質は単純温泉となっています。飲泉してみると無色透明・無味無臭でまったく癖のない湯です。
この宿では焼酎のお湯割りにも温泉を使っているとのことです。

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男風呂には、内風呂の「笹の湯」があり、そこを出ると露天風呂の「白樺の湯、あじさいの湯、あざみの湯」があります。露天風呂はすべて混浴です。この露天風呂は段々畑のように3段になっていて、上から湯が川のように流れてきます。
湯の豊富さが感じられるすばらしい露天風呂ですねえ。
でも、湯船の底には、砂利が敷かれているので、歩くと足の裏が痛い。(- -;)イテテテ
そして一番驚いたことは、いくら混浴とはいえ、まさか昼間に若い女性が入って来ることはないだろうと思っていたのですが、なんと友人同士やカップルで続々入って来るではありませんか。
最近の混浴風呂では「若い女性の方が堂々としていて、男性の方が恥ずかしがっている」と本で読んだことがありましたが、まさにそのとおりの光景です。
しかし温泉で、老若男女が楽しく語り合っている姿というのは実にいいものです。
日本の温泉文化バンザ~イ。\(^o^)/

男性諸君、くれぐれもイヤラシイ目で見てはいけませんよ。
女性が湯船に出入りする時は、さりげなく目をそらしてあげること。
これが混浴のルールです。
そういう自分が一番イヤラシかったりして…。(^^;)ははっ

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ここは「絶対に一度は泊まってみたい」と思わせてくれるすばらしい宿でした。
いつになったら行けるかなあ?
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矢指ヶ浦温泉(千葉県)

2008-12-17

飯岡漁港に行った帰りに、カーナビを見ていると、
九十九里海岸沿いに「矢指ヶ浦温泉(やさしがうらおんせん)」なるものが…。
そんな温泉あったっけ~?
ちょうど雨に濡れて体も冷えていたところなので、寄り道して、ひとっ風呂浴びることに。
地図を頼りに走っていると「矢指ヶ浦温泉館」の看板を発見。
看板には「千葉県温泉第一号」との表示が。
ホンマかいな~。
看板のある路地を入ると、まるで民家のような温泉館がありました。

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受付で入浴料630円を支払い浴室へ。
朝早かったからか、入浴客は誰もいません。
浴槽は4~5人で一杯になる大きさです。
温泉分析表をチェックすると、泉温は21.7度で、泉質は含ヨウ素食塩泉となっています。
でも、この温泉分析表は、半世紀以上も前の昭和28年に作成されたものです。
どこまで信じられるのやら…。(^^;)
浴槽の横の蛇口を捻ると、冷鉱泉が出てきます。
どうやらこれを浴槽に溜めて沸かしているようですね。
湯はやや黄色っぽいが透明です。
コップが置いてあったので飲んでみましたが塩分はまったく感じません。代わりに硫黄泉でもないのに、すごい硫黄臭がします。
これは一体なんの匂いだろう?
温泉分析表を再度確認すると、メタンガス臭有りと表示してあります。
でも、メタンガスは確か無味無臭のはずなのだが…。
結局なんの匂いなのか分からずじまいでした。
湯に浸かっても肌がツルツルするわけでもなく、
あまり温泉らしさは感じられませんでしたが、珍湯ということでよしとしましょう。(^^)

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風呂上がりにオヤジに話しを聞いたら、ここの温泉は珪酸が含まれているので、目を洗うのに適しているのだそうです。オヤジいわく「地元のお年寄りは、いつもこの温泉で目を洗っているよ」とのことでした。是非その効果の度合いを聞いてみたいものです。

いや~実に不思議な温泉でした。(??)

飯岡の「志ら魚・志らす」

2008-12-16

「熊野の清水」で出会った夫婦からグルメ情報をいただきました。
飯岡漁港で売っている「志ら魚・志らす」が、とにかく美味いらしい。
その夫婦いわく「一度食べるたら、スーパーで売ってるものなんて臭くて食べられないよ」とのことです。
そんなに美味いんだったら、一度行ってみるかあ。
…ということで、車で1時間半かけて飯岡へ。
せっかく飯岡まで来たんだから、ついでに東洋のドーバーと呼ばれる「屏風が浦」でも観光しようと思い、刑部展望台へ行ってみましたが、あいにく今日は台風並みの暴風雨で傘もさせないような状況です。
仕方なく観光は断念!
天気が良ければこんな岸壁を見ることができたのですが…。

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飯岡漁港近くには釜茹でした「志ら魚・志らす」を販売している店が何軒もありました。
でも、どこの店が美味いのか分かりません。
なので、取りあえず漁港入口にある「神原商店」へ入ってみました。

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試食してみると、うわ~適度な塩味でメチャクチャ美味いぜ~。
こんなに美味いのを食ったのは初めてだあ。
一番食べやすかった小さめの「志ら魚」を4パック購入(2,000円)。
家に帰って、炊き立てのご飯にかけて食べると、お~こりゃたまらん。
醤油を垂らすと、さらに美味い。もう、やめられまへんなあ。
お茶漬けまで堪能し、大満足な夕食でした。*(^o^)*
多くの商店が通販も行っているようなので、よかったらお試しを…。

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こりん星のコロッケ

2008-12-15

こりん星第2弾として、茂原で大人気のコロッケを紹介します。
このコロッケを販売しているのは、茂原市高師にある「みどりかわ肉店」です。

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私はここの自家製コロッケ(70円)が大好きです。
具はじゃがいもと挽肉だけで、いたってシンプルなのですが、なぜか美味い。
2~3個なら、ぺロッといけちゃいますよ。
お願いすればソースもかけてくれるので、すぐに食べられます。
やはりコロッケは温かいうちに食べるのが一番美味い。
特に揚げたてに当たったときは、もう幸せ~!
今日も3個一気食いでした。(^o^)

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ちなみに夕方はすごく混んでいます。
コロッケも売り切れになりますので要注意。
このような魅力的な商店が増えてくれれば商店街の活性化も可能なのですが…。

内牧温泉(熊本県)

2008-12-10

九州旅行の第3回目は、阿蘇の内牧温泉(うちのまきおんせん)です。
内牧温泉は阿蘇で最大の温泉地です。阿蘇五岳や外輪山を一望できる風光明媚なところで、大小の宿が30軒ほどあります。商店街もかなりの長さがあることから、団体旅行が全盛だった頃は、かなりの賑わいを見せていたのだろうと想像できます。しかし、個人旅行が中心の時代になったことで、かなり苦戦を強いられているようですね。私たちも浴衣に着替え商店街へ繰り出したのですが、ほとんどの店舗が閉鎖されており、場末のスナックやパブが数件営業しているだけでした。人とすれ違うこともなく、いったいこのまちはどうなってしまったのだろうと不安になるほどでした。(写真参照)
阿蘇は二重式火山で、世界的にも有名な観光地なので、いまでも多くの人で賑わっていると思っていただけに、ちょっとショック。
まあ、俺も阿蘇に来たのは30年ぶりだもんなあ。(^^;)へへ

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でも、ここまでダメになったのであれば、逆に思い切った手が打てるかも知れませんよ。
ここには安価な共同浴場も多く、湯の豊富さは一番の強みです。
観光客に、まちを歩いてもらうためには、これらを外湯めぐりとしてもっと活用してはどうでしょう。
併せて素泊まり客を増やし、まちで食事をとってもらうようにするのもいいかも知れません。
人が歩くようになれば、土産物店やスウィーツの店などあらゆる店舗が自然に増えていきます。
このように、まちを活性化させるためには、宿と商店街が一体となって考えていかなければいけないのです。
外輪山の向こう側には「黒川温泉」というすばらしいお手本がいるじゃないですか。
内牧温泉も過去の栄光は捨てて、一から出直してみてはいかがでしょう。
でも、観光客の「囲い込み」をやるような大旅館のおやじは言うこと聞かないかなあ?(^o^)ははっ

私たちが宿泊した「阿蘇の湯」は、温泉街からちょっとはずれたところにあるものの、天然温泉でいい湯の宿でした。宿の入口には、足湯ならぬ「手湯」が用意されており、通行人が気軽にかじかんだ手を温めていけるようになっています。これも湯量が豊富だからできるサービスですが、地域密着という感じがしてすごくいいですよねえ。

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女将さんもいい人だし、料金は手頃、宿も清潔で、基本的に不満はありません。
あえて忠告するならば、料理はもうちょっと工夫した方がいいですね。
もっと料理の品数を減らして、一品一品の中身を濃くすれば、随分変わると思いますよ。
次回を期待しています。


白子温泉(千葉県)

2008-12-09

今回は千葉県の九十九里海岸にある白子温泉についてレポートします。
白子温泉は、海水浴場として有名なところですから、
さすがに冬のこの時期は、お客さんが少ないようです。
「白子温泉展望風呂600円」という看板を見つけ「ホテル白洋」へ。
でも、展望風呂じゃ循環湯の可能性が高いかなあ…。

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念のため受付のお姉さんに「ここは温泉ですか?」と尋ねてみると、自信満々に「そうです」との答えが…、応対も非常に良く、館内も清潔感が感じられる。
エレベーターで浴室のある6階へあがると、眼下には太平洋が広がっている。
Oh!ビューティフル。

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さっそく、温泉分析表をチェック。
泉質はナトリウム-塩化物強塩温泉。
源泉の温度は30.3度。
しかし、加温、加水、循環、塩素系薬剤使用との記述が…。
うわ~最悪!
それでも、気を取り直して浴室へ。
浴室からの眺望はさらに良く、掃除もいき届いていて言うことなし。

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問題は湯の質だが、やはり思ったとおり良くない。
温泉分析表では、塩分濃度が高すぎるために加水しているとの記述であったが、湯を口に含んでもまったく塩分が感じられない。
どういうこと?
これは、加水し過ぎてるのかもしれないなあ…?。
温泉の成分表示は、あくまで源泉におけるものです。
それに手を加えれば、本来の温泉の成分とはかけ離れたものになってしまう。
これは問題だ。
法律違反ではないにしても、私はこのような湯を温泉と呼びたくありません。
温泉という看板を掲げる以上は、もっと湯にこだわりをもって欲しいものです。
清潔できれいな風呂だっただけに、残念だ~。(;;)

こりん星のとんかつ

2008-12-08

こりん星こと千葉県茂原市は、小倉優子の出身地である。
本人は、こりん星と茂原は違うと言っているようですが…。(^^)
ここには、私が15年ほど通い続けている「楓(かえで)」というとんかつ屋があります。
店舗は茂原市を南北に貫く国道128号線沿いにありますが、古い喫茶店のような建物なので、とんかつ屋だと気付かない人も多くいるに違いありません。店内は狭くカウンターとテーブル席が2つあるだけで、商売っ気もあるとは言えません。でも、ここのとんかつが旨いのです。休日は地元の常連客でいつも一杯です。

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私は、ロースかつ定食(1,360円)を注文することが多いのですが、柔らかくてジューシーでボリュームも満点。B級グルメのチャンピオンベルトをあげたいくらいです。
写真はチキンカツ定食(950円)。
ちなみにランチタイムは全品100円引きになりま~す。

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こういう店はいつまでも営業を続けて欲しいものですね。
あ~っ、メタボが気になるのに、今日も来てしまった。(汗)

阿蘇のウシ君

2008-12-06

第2回目は、阿蘇のウシ君です。阿蘇の中岳火口を目指し山を登って行くと、途中にたくさんのウシが放牧されています。ここのウシの体にはペンキのようなもので名前や番号が描かれています。牧草地があまりにも広いので、きっと誰のウシだかわからなくなるのでしょう。珍しいので撮影しておきました。写真のウシは「山内君」ですね。あれから3ヶ月になりますが、お元気でしょうか?もう食べられちゃったかなあ…。(;;)

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高千穂(宮崎県)

2008-12-05

9月に高千穂、阿蘇、黒川温泉、由布院などを回ってきましたので、その時のことを観光情報として紹介したいと思います。ただしこの頃は、温泉街のまちづくりを調査している時期でしたので、温泉の泉質までは調べが及ばず、いまは残念な気持ちで一杯です。

第1回目は、「神話と伝説のまち」として有名な宮崎県高千穂町です。
博多からレンタカーで向かったので4時間もかかってしまいました。高千穂は神々の里というだけあって本当に山深いところです。運が良ければ、昼と朝の寒暖の差が大きい季節(春と秋)の早朝には雲海を見ることもできます。この風景がより高千穂の神秘性を醸し出しているのかも知れません。観光スポットとしても、高千穂峡、高千穂神社、天の岩戸神社など歴史を感じるところが多く、このまちにいるだけで神秘のパワーをいただけるような気分にさせられます。

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しかし、まちを散策した感じでは、やはり疲弊を感じざるをえません。唯一の鉄道であった高千穂線は廃線になり、商店街も寂れて人はまばら、宿泊施設も老朽化が激しく、まちの景観を壊しています。住民の高齢化も進んでいるようで、若者の姿も少ない。まさに疲弊した典型的な地方都市の光景です。
「こりゃ高千穂も観光客がかなり減っているなあ」と思いましたが、翌朝、高千穂峡に行ってみるとボート乗り場には長蛇の列ができており、宿泊客もかなりいたようです。これだけ観光客がいるにもかかわらず、人がまちを歩いていないということは、大型ホテルが「囲い込み」を行ったせいで店舗が減り、まちが魅力を失ったということです。ちなみに囲い込みとは観光客を宿泊施設の外に出さないように、土産物屋やスナックなどをホテル内に併設することである。やはり、観光客が歩き回るようなまちをつくらなければ、活気は生まれません。行政や宿の経営者は、まちづくりとはなんなのかを一から考え直すべきです。
私は、市街地からちょっと離れた「民宿春芽」に宿泊しましたが、料理自慢の宿というだけあって、味もボリュームもなかなかのものでした。残念ながら宿に温泉がなかったので、近くの高千穂温泉に行ってみましたが、どこにでもありそうな公共温泉施設で、湯もいいとはいえず、ちょっとがっかりでした。あとで調べてみたら、源泉は天の岩戸温泉にあり、そこから引いているようです。いま考えると循環風呂であった可能性が非常に高いですね。夜8時から高千穂神社で観光神楽が行われるということだったので、雨が降りしきる中、見学に行きました。神楽を舞っていたのは地元の若者のようでしたが、上手い下手にはかかわらず、このように伝統を受け継いでくれる若者がいるということは非常に喜ばしいことです。これからもまちおこしのために是非続けていって欲しいものです。

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最後に、このまちの小学生には感心させられました。朝散歩をしていると通学途中の子供たちが皆元気よく挨拶をしてくれるのです。たぶん観光のまちということもあり、学校でもそのような教育がなされているのでしょう。これはすばらしいことです。都会ではなくなってしまった光景に胸を打たれるものがありました。昔はあたりまえだったことに、感激してしまった自分も、もう都会の人間になってしまったのかも知れませんね。

熊野の清水

2008-12-04

温泉情報だけではなく、地域情報も発信します。
今回は千葉県長生郡長南町佐坪にある「熊野の清水(ゆやのしみず)」を紹介します。
熊野の清水は、日本の名水百選に選ばれており、竜動寺の境内からこんこんと湧き出しています。全国行脚中の弘法大師が法力で出したとの伝説もあるようですが。

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でも、熊野と書いて「ゆや」だなんて、普通読めないですよねえ。
なんでも、この地は室町時代から湯治場として栄えたところで「湯谷」と呼ばれていたらしく、それが語源になっているようです。いまは温泉なんてないので想像がつきませんが。
しかし、ゴルフ場だらけのこんなところに名水が湧いていたとは驚きである。これも長年に渡って、地域で水の改良に取り組んで来た成果だそうだ。
竜動寺の門前にある蕎麦屋&喫茶店「がんこ屋」のオヤジも、この水に惚れ込んで東京から移住して来たらしい。店は狭いがここのオヤジは気さくで面白いですよ。最初に行った時なんか、蕎麦を注文したら、「えっ、蕎麦食うの?」って言われたくらいですから。おいしいコーヒーを入れてくれるので水汲みの際には是非お立ち寄りください。私も水汲みの際には、オヤジとおしゃべりを楽しんでいます。
いまの時期のオススメは「きのこそば」です。
きのこは、オヤジが自家栽培しているから美味しいよ。(^^)

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養老温泉(千葉)

2008-12-02

11月の末に房総半島の中心にある養老温泉に行ってきました。
養老温泉は養老渓谷に広がる温泉地ですが、関東で一番遅く紅葉を迎える地域ということもあり、この時期は紅葉狩りに訪れる観光客で溢れ返っていました。渓谷沿いには粟又の滝や水月寺、出世観音などがあり、ハイキングや渓流釣りを楽しむことができます。でも、今年は紅葉が真っ赤にならないなあと観光協会の人が嘆いておりました。

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今回は、黒湯と透明な湯の2種類を楽しむ予定だったのですが、透明の湯がある方の道が大渋滞だったので断念し、黒湯だけを楽しむことに…。どこに入ろうかと迷ったあげく、「黒湯かけ流し平安風呂」という看板に惹かれ「元祖養老館」へ。建物は鉄筋コンクリート造りで、中に入ると昭和の匂いがするようなロビーが広がっています。わあ~昔団体旅行で来たような宿だあ。フロントで入浴料1,050円(高いよ!)を支払い、ロビー奥の階段をトントンと下りていくと離れになった木造の風呂場が出現。鄙びた湯治場といった雰囲気だなあ。脱衣所で温泉分析表を確認すると、泉質はナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉で温度は17.2度。泉温が低いのでもちろん加温している。風呂は内風呂がひとつあるだけで、浴室の窓ガラスは汚れが酷くヒビが入っている箇所も…。窓越しに紅葉が見えるんだからちゃんと掃除しろよ。プンプン。湯船に入ってみると、黒湯というだけあって薄いコーヒーのような色で、お湯には独特の匂い(モール臭かな?)があり、口に含むとややしょっぱい味がする。湯の中で肌に触れるとツルツルして心地がよい。長時間入っていたせいか体の芯までポカポカになりました。千葉県にはいい温泉がないと思っていただけに、自分としては期待以上の湯であった。入浴客にことわって、浴室を撮影したのですが、後で見たら湯気で真っ白、何も見えない、あちゃ~失敗!
宿に対してひとつ苦言を呈するならば、せっかくいい湯があるのに、宿全体に清潔感や癒しの雰囲気がまったく感じられない。ネットで見た限りでは料理もありきたりのものである。これじゃ個人旅行客を満足させられないだろう。いまは個人旅行客に感動を与え、リピーターになってもらえるよう努力する時代である。経営者は、旅行代理店経由の団体客やゴルフ客にばかりに頼らない魅力的な宿づくりを目指してもらいたいものである。

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実は、もう一軒黒湯の宿に行ったのですが、850円の入浴料を払ったにもかかわらず、風呂場に行ってみると、塩素消毒の循環風呂との表示が…。もうガッカリ!まあ、表示されているだけまだ良心的とも言えるのだが…。悪口しか出て来そうにないので、その宿についてはコメントしません。
養老温泉全体の印象としては、ほとんどの宿が日帰り入浴を楽しめるようになっているが、料金が高すぎる。例えば、温泉組合で湯めぐり手形を発行するなど、観光客が利用しやすいシステムを考えるべきですね。




循環湯について

2008-12-01

今回はニセモノの温泉の根源ともなっている、循環湯ついてお話します。
温泉研究家の石井理夫さんは、『温泉♨法則』という著書のなかで、循環湯には3つのタイプがあると述べておられます。
(1)新鮮な源泉だけを注いでいるタイプ
(2)源泉に手を加えた新しい湯を注ぎ、浴槽内の湯は循環させているタイプ
(3)ろ過装置で浄化し、循環させた湯を再び湯口からも注いでいるタイプ
(1)のタイプは浴槽内にたまるゴミや髪の毛を拾うためにお湯を循環させているだけなので、循環湯とは呼ばないかもしれませんね。(2)のタイプは湯口から出るお湯がすでにろ過されているものです。これは利用者にも責任があると思いますが、湯の華をゴミや汚れと勘違いしてクレームをつけてくる若者が多くいるらしく、事前にそれを取り除いているのです。湯の華をゴミと間違えるような時代になっちゃったのかあ。悲しいですねえ。問題は(3)のタイプなのですが、これはいったん湯船に注ぎ入れた湯は再び湯口から出さないという「湯船の基本原則」を守れていないということです。これが大きな温泉宿・温泉施設では一般的になっているそうですよ。恐い恐い!なにせ全国の温泉の7割は循環湯だと言われている時代ですから。

では、利用者がろ過循環湯を見分ける方法はあるのでしょうか。これは非常に難しいのですが、下記に状況に当てはまるものがあれば、循環湯の可能性が高いといえるでしょう。
(1)脱衣所などに温泉分析表がない。(あれば温度と湯量をチェック)
(2)浴室に塩素殺菌臭が漂っている。
(3)湯口のお湯が熱くない。
(4)浴槽内に吸い込み口がある。
(5)浴槽のふちから湯があふれていない。
(6)湯口に「この湯は飲用できません」と書いてある。
(7)浴槽に近い位置の洗い場に、排水溝や排水口がない。
(8)湯の華が漂っていない。
これでも分からない場合は、施設や宿の方に直接尋ねてみましょう。な~んか聞きづらいけどね。

しかし世の中、何でこんなに循環湯が多くなったのでしょうねえ。もちろん一番の原因は湯量が足りないということですが、公共温泉を運営する自治体や第3セクター及び温泉宿の経営者にいたるまで、温泉のプロが少なくなったということも考えられるのではないでしょうか。だから温泉の管理は業者任せになる。機械が管理してくれれば掃除の回数も減って楽だからねえ。そして業者からお湯を何日も取り替えなくても大丈夫だといわれればその通りにしてしまう。でも、そのようなお湯にはレジオネラ属菌の大量発生を防ぐために塩素系薬剤が使用される。このような負の連鎖で本来の温泉とはかけ離れた温泉が誕生してしまうのです。
体のためには新鮮な温泉が一番ですよ~!
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